誰もがシアワセを感じられる組織を増やしたいと願う筆者が人と組織について考えていること、感じたことなどをまとめています。

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  • 採用活動と企業イメージ

    昨日の新聞に、某有名企業が新卒採用を延期するというニュースがありました。
    既に、昨年の12月に発表されていたようですが、HPの発表内容は
    違和感のあるものでした。

    内容を要約すると、下記のようなものです。

    例年、4月に選考していたが、2011年卒対象の採用活動の決定を延期し、
    2010年4月以降に判断する。
    また、採用活動を行う場合は、夏季休暇中に選考を行う。

    理由は2つ。

    1.業績悪化によって、採用計画の最終決定がなされていない
    2.採用活動の早期化が、学生の学業機会を奪っている

    業績の悪化によって、採用人員を変更させることは、よくあることですので、
    新卒採用活動を遅らせること自体は、さほど驚くものではありません。

    ただ、2つ目の学生の学ぶ機会を奪わないように配慮したという内容については、
    なぜ今更言うのだろうかと不思議でなりません。

    例年、倫理憲章の考えに賛同して、採用時期を夏以降にしていた企業が、
    「他社にも学生の学業機会に配慮して欲しい」と言うのであれば、
    説得力があります。

    しかし、この企業は2011年卒対象の就職情報サイトで、昨年の10月から
    プレエントリーを受け付けていました。
    個人情報を集めている時点で、立派な採用活動であり、既に見切り発車なわけです。

    さらに、いまだに企業研究のためという名目で、エントリーを受け付けています。
    結局のところ、保険をかけているのです。

    もし、2011年卒の夏選考を実施する場合、自社に興味を持っている学生データを
    しっかり集めておけば、連絡することができます。

    毎年、新卒採用を実施している企業であれば、早期に就職活動している学生たちと
    接点を持てるメリットを良く分かっています。

    ですから、企業にとっては、たとえ採用活動が見切り発車であっても、
    エントリー受付を行うことはありえるでしょう。

    問題は、今回の発表を志望学生がどう受け取るかでしょう。

    近年の採用活動では、企業の良い情報も悪い情報も包み隠さず、
    学生に伝えることで、却って、企業イメージが向上する傾向があります。

    今回もそうしたことを狙ったのかもしれません。
    また、ニュース性を狙うことによる採用広報の一環とも捉えることができます。

    ただ、今回の発表によって、「誠実で潔い企業である」と学生に思ってもらえるかは、
    大いに疑問です。

    それどころか、来年以降の新卒採用活動に、大きなリスクを背負うことになりました。
    早期の採用活動を行いにくくなりました。

    採用活動は、独立したものではなく、
    企業活動全体にも影響を与えるものであることを忘れてはなりません。
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    tag : 採用 企業イメージ

    新卒採用の限界

    09卒とは一転して、買い手市場と言われた10卒採用活動。
    売り手市場で厳しさを味わってきた中小企業は、昨年より良い採用ができたのでしょうか?

    振り返りの声をお聞きしていると、どうやらそうでもないらしいのです。

    「会社説明会に参加した学生の数は、昨年比1.5倍です。」
    「面接に応募する人数も増えました。」

    でも・・・
    採用したいと思った学生には、結構逃げられたそうです。


    昔、RJP(Realistic Job Preview)がもてはやされました。

    会社のありのままの姿を見せることが、学生の理解度や安心感を高めるため、
    入社後の定着率も改善される。また、ありのままの姿は、学生にとっては
    誠実な情報提供と捉えられるため、信頼感UPに繋がり、自社への魅力が増すと。

    採用活動がイメージ戦略であることは、昔から変わらないのですが、
    採用のミスマッチ問題や、若手社員のリテンション問題を改善できるなどという、
    なんとなくそれっぽい理由で、再び、ありのままの姿を見せようという論調に
    なってきているのではないかと感じます。

    ありのままの姿とは、(都合の)良い面だけでなく、残業が多いなど、
    あまり知られたくないような事実も含めてということです。

    採用のミスマッチ解消を盾にして、
    「仕事の泥臭い部分を見せて、敬遠するような学生は、自社のターゲットではない」
    とまで、言われる企業もあります。

    本当にそうなのでしょうか?

    会社のありのままの姿を知ることと、その会社で働くこととの間には、
    大きな隔たりがあると思いませんか?

    どんなに仕事のやりがいや、泥臭い部分を紹介したとしても、
    その仕事をやってみないと分からないことがたくさんあります。

    多くの学生にとっては、職業経験が乏しいため、将来の進路を考える際、
    類推的な意思決定となります。
    類推の基となる情報は、インターネットや説明会情報、先輩の声などでしょう。

    そうすると、不確定要素が多いため、安定志向に走っても
    仕方がないのかもしれません。

    これが、新卒採用の落とし穴であり、限界ではないかと思います。

    中小企業にとっては、ありのままの姿を見せすぎると、ミスマッチの解消の前に、
    応募学生に逃げられる恐れの方が高くなるかもしれません。
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    tag : 採用

    中小企業のための合同企業説明会の心得 最終回

    中小企業のための合同企業説明会の心得シリーズと題して、合同企業説明会に参加する際のポイントをお伝えしてきました。

    前回までは、
    vol.1「出会いたい学生像を考える」
    vol.2「パンフレット原稿を工夫する」
    vol.3「興味を惹く空間づくり」
    vol.4「むやみに勧誘しない」
    vol.5「話しすぎに注意」
    について書きました。

    本日は、最終回「出会った学生の特徴、印象などを控えておく(リマインド効果)」です。

    【リマインド効果】

    中小企業にとって、合同企業説明会に参加する目的の一つは、自社を知らない学生に、認知させ、興味を持ってもらうことです。さらにその先にある、自社の会社説明会や選考へ参加させるという目的も存在します。

    ですから、自社ブースへ積極的に勧誘したり、入社案内パンフレットを配布します。

    自社ブースに来た学生には、説明に長い時間をかけすぎないようにするため、事前に自社の魅力を抽出し、端的に言語化しておきましょうと、以前にお伝えしました。

    もう一つ大切なことは、自社ブースに来た学生をしっかりと覚えておくことです。

    印象評価だけで終わることなく、その学生の就職に対する希望や不安、価値観や性格などを引き出すことと、そのような情報を控えておくことです。

    これは、一度にたくさんの学生が集まる大手有名企業には決してできないことです。
    一度にそれほど多くの学生が集まらない中小企業だからこそ実践できる方法なのです。

    人は自分をしっかりと覚えてもらっている、認知されていることを好みます。

    学生が自社に対してどういうことを知りたいか把握するだけでなく、価値観や性格に至るまでヒアリングしましょう。
    そして合同企業説明会の後、自社の説明会や選考ステップへ案内する際、単なる用件(日時、開催場所など)だけでなく、ブース内でヒアリングした内容と関連する情報を盛り込むこみましょう。

    そうすることによって2つの効果が期待でき、その後の採用活動を有利に進めることができます。


    1.リマインド

    自社ブースに来た学生が、「そういえば、合同企業説明会で△△会社の○○さんと~~な話をしたなあ」と、その時の話の内容や雰囲気、イメージなどを蘇らせます。

    詳しいことは覚えていないが、なかなか良い会社だったと思い出してもらえれば、OKです。
    この段階では、次回の接触へ繋がる程度の興味・関心でも良いです。


    2.良い会社という印象づけ

    価値観や性格などに基づいた話題など、学生個人の情報を案内メールや電話に盛り込むことによって、学生からすると、「自分のことをちゃんと覚えてくれている人(採用担当者)」という具合に映りますので、良い人という判断になります。

    これは、すなわちその会社への印象評価に繋がります。

    こんなことで・・・と思われるかもしれませんが、学生にとっての会社の印象や評価に最も影響力があるのは、採用担当者なのです。

    特に、合同企業説明会で初めて御社を知る学生にとっては、御社との初めての接点が採用担当者になるわけですから、そこで学生にどういう印象を持たせるかは非常に重要です。

    では、どんな風に学生と接したら良いのか?
    端的に言うと、『仲良くなる』ということです。

    どんな内容の話でも、短い時間でも相手との距離を縮めることができれば、良い印象を与えることは可能です。学生の知りたいことを知る努力、具体的には採用担当者から学生に積極的に質問を投げかけ、注意深く聴くこと(傾聴)を実践するだけで、学生が御社に対して持つ印象は大きく変わります。

    偶然、隣のブースに大手企業がいて、学生が殺到していたとしても決して気にする必要はないのです。大手企業と同じことをしていてはもったいないわけで、前回のvol.5「話しすぎに注意」でお伝えしましたように、一方的な説明に終わり、学生を帰してしまうことのないようにお気をつけください。

    今月も全国で合同企業説明会が実施されています。
    採用担当者によっては、一日立ちっぱなしのこともあるかと思いますが、自社に合った学生の確保のため、是非頑張ってください!

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    tag : 合同企業説明会 採用担当者

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