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  • 管理職のためのメンタルヘルスケア vol.4

    管理職のためのメンタルヘルスケアと題しまして、企業のメンタルヘルスケア活動において、管理職に求められる役割について書いております。

    管理職に求められるメンタルヘルスケアとして、前回までに

    1.職場環境の評価・改善
    2.部下の様子の変化を把握する
    3.部下の相談対応

    について書きました。

    さて、管理職に求められる主な役割、最終回は部下の職場復帰支援についてです。

    【部下の職場復帰支援】

    メンタルヘルス不全によって休業していた部下から、直属の上司であるあなたに、職場復帰をしたいという申し出がありました。
    さて、上司であるあなたは部下に何と言いますか?

    1.自分一人では決めかねるので、
    『上司の○○さんや、人事部に相談してから改めて連絡するよ。』と言う。

    2.復帰したいという本人の希望を尊重した方が良いし、部下の希望を拒否すると症状が悪化するかもしれないので、
    『できるだけ早く復帰できるように、人事部などに働きかけるよ。』と言う。

    3.部下の病状を一番よく分かっている主治医の判断を仰ぐ方が良いので、
    『主治医の復職診断書を提出してもらえるかな。提出してもらえたら、職場復帰できるよ。』と言う。

    4.主治医の意見と、自部署の現状について考えてから判断したいので、
    『主治医の復職診断書を提出してもらえるかな。その上で、部署の現状が○○さんの復帰にとって、適した環境になっているかを検討した上で、判断させてもらうよ。』と言う。


    メンタルヘルス不全に陥った部下が、完全に回復して職場復帰できるケースは、多くありません。そのため、復帰後の再発防止へのケアが大切になります。

    職場復帰支援について考える際は、厚生労働省から2004年に発表されている「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」を参考にされることをお勧めします。

    この手引きをそのまま実行するわけではなく、御社の状況に応じて復帰支援プログラムを作成すべきです。なぜなら、職場環境や支援体制は、企業あるいは部署毎によっても異なりますから、復帰支援の基本ステップは踏襲しつつ、部下および復帰させる部署の状況に応じて、プランを作成しましょう。

    具体的な職場復帰支援については、大きく5つのステップがあります。

    1.病気休業の開始、休業中のケア

     主治医の休業診断書が提出された時点で、人事スタッフなどと連携しながら、休業に入る部下への連絡内容や頻度について決めましょう。万一、部下から辞職や役職辞退の申し出があっても、仕事やキャリアの大きな変化は、治療への影響が懸念されますので、健康状態の回復を待ってから判断することが望まれます。

    2.主治医による職場復帰可能の判断

     病状改善によって部下が復職希望を申し出た場合、まずは部下から、主治医の復職診断書(職場復帰可能の診断書)を提出してもらいます。主治医から部下の病状や就業上の配慮事項についての情報を得ておくと、復帰の可否判断の材料が増えます。
    ただし、部下の健康情報は個人情報ですから、本人の同意を得ておく必要があります。

    3.復帰可否の判断、復帰支援プランの作成

     部下を職場復帰させるかどうかは、部下の病状と現在の職場環境とを合わせて判断すべきです。部下の病状が回復していたとしても、復帰させる予定の部署における、業務遂行能力や職場の支援体制に懸念点がないか評価しておかないと、復帰させても却って症状を悪化させかねません。

    職場復帰可能と判断した場合、具体的な支援内容を盛り込んだ職場復帰支援プランを作成します。

    4.職場復帰の最終判断

    経営層または、人事部門責任者が、職場復帰の可否について最終判断を行います。
    このとき、企業によっては、復職判定委員会を開催し、管理職、人事スタッフ、産業保健スタッフなど関係者が話し合って判定するケースや、まずは半日勤務させるケースなどがあります。

    5.職場復帰後のフォロー

     部下が無事、職場復帰を果たした後、症状を再発させてしまうケースもあります。ですから、部下の症状再燃の有無、業務の難易度(遂行状況)、周囲の支援状況などをチェックしておく必要があります。
    また、部下に対して、最初から100%を目指す必要のないことや、いつでも相談に応じることを伝えておく方が良いと思います。


    というわけで、冒頭のクイズの答えは4番ですね。

    たいていの企業では、『上司は部下を選べない、部下も上司を選べない』わけで、何かの縁があって、上司と部下という人間関係が生まれます。

    ですから、管理職の方には、部下が元気で活き活きと仕事に取り組めるような職場環境づくりに努めていただきたいと思います。また万一、メンタルヘルス不全に陥ったとしても、職場復帰に向けて、じっくり見守っていただきたいと思います。

    何より一番辛いのは、部下本人ですから。

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