前回から引き続き、不安や心配のコントロール方法についてご紹介します。
前回
メルマガ vol.2 < 安全装置を用意しておく >あらゆる人間に共通していることの一つに、時間があります。
そして、私たちは過去を変えることができないことを知っています。
そうであるにも関わらず、ほとんどの人は、過去を悔やんだ経験を
持っているのではないでしょうか?
「あの時、こうすれば良かった」と思い悩んだことはありませんか?
仕事に限らず、人間関係や私生活においても、後悔することは、
日常的にあります。
経済学には、サンクコストという言葉があります。
これは、ある事業に使った費用のうち、事業の縮小・撤退など
何をしても回収できない費用のことです。
例えば、あなたは好きな異性に高価なブランド品をプレゼントしてきましたが、
なかなか振り向いてもらえないとしましょう。
ある日、その異性には、自分以外に気になっている人がいることを
知りました。
自分には脈がないと思いつつも、ここで諦めてしまっては、これまでに
貢いできたものが全て台無しと思い、プレゼント攻勢に拍車がかかってしまう。
結局、その異性には振り向いてもらえないどころか、使ったお金が増えただけ・・
これは、時間についても適用できる考え方です。
つまり、過去に投資した時間も、回収できないのです。
「あの時、こうすれば良かった」と思い悩んだところで、
どうにもならないのです。
どうにもならない過去に囚われることの無駄に気づき、
今に集中する方が生産的ですよね。
そこで、気持ちを切り替えて、今や未来に集中するために、
条件付けを活用することをお勧めします。
具体的には、過去の不安や悩みを締め出すサインを自分でつくります。
例えば、私の場合は、一人になって「はい、次」と言います。
これを言ったら、不安や悩みを忘れることにすると決めておくのです。
人が認識した内容は、感情に影響を与え、その結果として行動に繋がります。
この条件づけを使って、過ごしていると、思考が「忘れた」と
認識するため、感情は平常心に近づき、次の行動に集中しやすくなります。
プロ野球選手の中にも、こうした条件付けを使い、不安や悩みを締め出して、
目の前のプレーに集中しようとする方がいるそうです。
あなたも、過去の不安や悩みを締め出すサインをつくってみませんか?
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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