中小企業のための
合同企業説明会の心得シリーズと題して、
合同企業説明会に参加する際のポイントをお伝えしております。
前回までは、
vol.1「出会いたい学生像を考える」、
vol.2「パンフレット原稿を工夫する」、
vol.3「興味を惹く空間づくり」、
vol.4「むやみに勧誘しない」について書きました。
本日は、第五回「話しすぎに注意」です。
【話しすぎに注意】
採用活動のコンサルティング現場では、
採用担当者の方からこんな質問をいただくことがあります。
『
合同企業説明会では、自社ブースに来た学生に何分ぐらい話をすれば良いですか?』
雑音が多い環境で、集中して他人の話を聞ける時間はどのぐらいでしょうか。
元国際基督教大学の斉藤 美津子さんによると、他人の話を集中して聞ける時間は、15分ぐらいであるそうです。
合同企業説明会のように、大勢の人がいる環境では、集中して話を聞ける時間はもっと短いかもしれません。そう考えると、あまり長々と自社の説明をしても、目の前に座っている学生の記憶にはさほど残らないでしょう。
では、自社のブースに来た学生に何を伝えればよいでしょうか。
次の2つの要素を意識すべきであると考えます。
1.自社をどのような印象として認知させるか
2.他社と比較して、自社はどのような違いがあるのか
1.学生から見た自社の印象
学生にとって、企業の印象は、
採用担当者の印象に非常に大きな影響を受けます。
採用活動は、イメージ戦略でもありますから、
採用担当者が元気で明るいと、活気のある企業イメージがつきますし、逆に
採用担当者が暗い印象であると、その企業も暗いイメージで見られてしまいます。
採用担当者の話し方、態度なども学生の印象を左右する要素になります。
逆に考えると、学生に自社をどのようなイメージとして捉えさせたいか決めた上で、
採用担当者を選ぶという方法もあります。
2.他社とどう違うのか?
端的に言うと、自社のウリです。『自社には他社に自慢できるようなウリがない』と言われる
採用担当者や経営者もいますが、是非、次のことに取り組んでいただきたいと思います。
・自社がどんな会社であるか、魅力を洗い出す。
・その魅力を端的に表現する言葉を考える。
魅力抽出の方法については、
vol.2「パンフレット原稿を工夫する」でも触れましたので、よろしければご覧ください。
自社の印象、他社との違い。2つの要素を考慮しながら、学生に接していただければ、集中して話を聞いてもらえる短い時間の中で、自社をPRできます。
一度に大勢の学生が、自社ブースに来た場合は困難であるかもしれませんが、一方的な説明で終わらず、学生の知りたいことを知る努力、具体的には
採用担当者から学生に積極的に質問をすると、その後の採用活動を有利に進めることができます。
この話は、また次回お伝えいたします。